東京大学生命倫理連携研究機構とは

東京大学生命倫理連携研究機構(Bioethics Collaborative Research Organization)は2019年、生命倫理の研究・教育・社会連携を目的として設立されました。

再生医療、ゲノム医療、AIやビッグデータを用いた診断法の開発など、現代の先端科学技術は、Quality of Lifeの向上に寄与する一方、従来はなかった難問を出現させています。こうした問題を考えるには、医学、生理学、薬学、哲学、宗教学、法学、情報学、工学、教育学など他分野の知見を総合する必要があります。本機構は、学内外の知を総合して生命倫理の問題に取り組み、社会に成果を還元するために、医学系研究科ほか13の部局から19人の教員が参加して発足しました。

学内外から人が集まり、生命倫理に関する学際的な議論の成果が次々に世に出ていく、生命倫理の情報発信基地の機能も担いたいと考えています。

CBELという理念

Center for Bioethics and Law (CBEL) とは、東京大学生命倫理連携研究機構の理念です。生命倫理連携研究機構が、生命倫理研究および教育を通じ多くの人が集い、情報の交差点として生命倫理に関する知恵に還元するような、社会における生命倫理の中心になりたいという願いを込めています。

Center for Bioethics and Law (CBEL)

研究部門

ゲノム編集、生殖補助医療、臓器移植、終末期医療における倫理など、ライフサイエンス・医療技術が社会にもたらす様々な倫理的・法的・社会的諸問題(ELSI: Ethical, Legal and Social Issues)に関して学際的に研究を推進します。

教育部門

生命倫理セミナーを開催し医療倫理に関する教材の開発、および必要に応じた教育機会の提供を行います。また、中学・高校生や社会人を対象としたセミナーを開催することで生命倫理研究に関する社会人教育の実施も実施し、今後リーダーシップを発揮して国際的にも活躍できる高度な人材を養成していきます。

国際連携部門

ヘイスティングス・センター(米国)、シンガポール国立大学生命・医療倫理センター、オックスフォード大学エソックス・センター(英国)など、国際ネットワークを生かした共同研究を推進し、将来的には広義の生命倫理も視野に、医療に限らず人間のウェル・ビーイングにかかわる諸問題に取り組みます。

社会連携部門

一般向けのシンポジウムや講演会、ワークショップなどを通じて、生命倫理に関する喫緊の問題に関する研究成果を社会へ還元していきます

情報センター部門

医療倫理に関する英知や書籍や雑誌、映像資料などの資源を集めて、生命倫理関連の所蔵資料を体系的に分類・保存する情報センターを運営していきます。 また、オンラインジャーナル「CBEL REPORT」を刊行し、国際発信力を持つウェブサイトを構築するなど、生命倫理の知の創造の場を形成します。


活動報告


教員

氏名 職名 所属
赤林 朗 教授 医学系研究科・公共健康医学専攻
赤林 朗
中澤 栄輔 講師 医学系研究科・公共健康医学専攻
中澤 栄輔
森田 修 教授 法学政治学研究科・法曹養成専攻
堀江 宗正 准教授 人文社会系研究科・死生学・応用倫理センター
堀江 宗正
早川 正祐 特任准教授 人文社会系研究科・死生学・応用倫理センター・上廣講座
早川 正祐
石田 貴文 教授 理学系研究科・生物科学専攻
石田 貴文
久和 茂 教授 農学生命科学研究科・獣医学専攻
久和 茂
信原 幸弘 教授 総合文化研究科・広域科学専攻
信原 幸弘
梶谷 真司 教授 総合文化研究科・超域文化科学専攻
梶谷 真司
鈴木 貴之 准教授 総合文化学研究科・広域科学専攻
鈴木 貴之
山本 義春 教授 教育学研究科・総合教育科学専攻
山本 義春
佐々木 司 教授 教育学研究科・総合教育科学専攻
楠原 洋之 教授 薬学系研究科・分子薬物動態学教室
楠原 洋之
佐倉 統 教授 情報学環
佐倉 統
©青木 登
山口 いつ子 教授 情報学環
山口 いつ子
中島 隆博 教授 東洋文化研究所・東アジア研究部門
中島 隆博
野城 智也 教授 生産技術研究所・人間・社会系部門
野城 智也
城山 英明 教授 公共政策大学院・政策政治学講座
城山 英明
横山 広美 教授 国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構
横山 広美